ヌードがお仕事!?縛るの舐めるの厳禁です!
作者:小池マルミ
2巻/7話 未完結
第1話:さぁ・・・もっとエロティックな姿をみせてくれ
私は錦川美咲
今、失業中
そして、就活中
今日も不採用の通知を受け取った・・
気分はどんより
公園のブランコに、一人
・・貯金もなくなりそう
・・このままじゃ、家賃払えなくなる・・
どうしよう・・・
バイトでもいいから早く働き先を
探さないと・・・
男が一人
こっちを見ている・・
『君!』
『俺のところに来ないか!?』
と、急に手を取られた・・
・・なにこれ
彼が言うには
「是非、俺の作品のモデルになって欲しい」
と
彼の名は
黒沢エリオ・・・彫刻家
「君を見たら、
インスピレーションを
かんじてね」
「これ、うちの住所、是非、来て欲しい」
住み込みで、給料も出る・・なんて
・・こんなチャンスもうないかも
という訳で
私、錦川美咲は
彫刻家の家のベルを鳴らした・・
『よく、来てくれたね』
「錦川美咲といいます
これから
よろしくお願いします」
彫刻家が生い立ちを話し始めた・・
『オレは黒沢エリオ』
『父はイタリア人』
『母が日本人』
『生まれてから、ほとんどを
日本で暮らしててね・・』
『だから、アトリエも
日本に作ったんだ』
・・たしかに、ちょっと
・・日本人離れした顔してる
・・クールな感じで、素敵かも・・
家には彫刻がいくつも置いてある
・・私がモデルになるなんて
・・緊張してきた・・・
『・・でも、実はオレ』
『最近スランプでね』
『けど、公園で君をみてから』
『脱却できそうなんだ・・』
「エリオさん・・・・」
『アトリエにようこそ!!』
『さっそく、始めようか』
『君を、あの像に、縛り上げる』
・・えっ、縛る???
『君の魅力を引き出すために、用意したんだ』
「ちょっと・・待ってください 」
『芸術のために、協力してくれ』
・・うそ
・・芸術??、意味わかんない
・・こんなー、変態ぽいこと
・・想定外だし
・・でも、やらないと・・お金が
・・結局、引き受けちゃった
両腕を左右に大きく広げた、彫刻に
私の両腕も縛り付けられた
まるで、キリストみたい
・・なんで、こんな格好なの???
『やっぱり、はじめ見たときから』
『美咲の身体、魅力的で、そそられる・・』
『さあ、もっと・・エロティックな姿を・・・』
ビリッ
私の胸が露わになった・・